読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

音楽と自分とみんな

最強ベーシストとエンターテイナー

忘れないように

シルバーウィーク最後の日だね。

大学生の夏休みももう終わりなのです。

寂しいなあ。やりたいことまだあったかな?

いや、、、結構いっぱいしたな〜♪ 楽しかった。

 

ここで自分的には大きな区切りだと思うから、自分の音楽活動について、振り返ってみようと思う。

 

大学生になって、音楽サークルに入って、ベースを始めることになった。

理由は「簡単そうだから」

高校時代、吹奏楽でパーカッションをやってきた。

その時、ドラムは難しいと思った。

ギターもかじったことがある。

中学生の頃、憧れてお年玉で安いギターを買った。

手が届かなくてうまく弾けなくて、すぐ飽きた。

そして人にずっと貸しっぱなし。

 

やったことないのは「ベース」

しかも地味で簡単そう。

って言うバカみたいな理由で決めた。

 

先輩はすっごくかっこよかった。

イケメンすぎてびびった。

ドキドキした。

 

初めて、そのサークルの演奏を聴いた時、鳥肌が立った。

「こんなかっこいい演奏ができるんだ」

「ここしかないな」

と思った。

 

その後、サークルの先輩たちとご飯に行った。

楽しかった。緊張したけど、これが大学生なんだと思った。

 

二回目の見学の時に、ベースに触らせてもらった。

ベースの先輩は、「もう入る?入部届け出しちゃえ」

と、けっこう強めに言ってきた。

自分は一回目の見学で既に、入るならここなんだろうなー。

っと思っていたけど、

なんとなく悩んでるフリをした。

 

先輩は「何が不安?人間関係とか?」

って言っていたのに対して

私はなぜか「そんな深入りしないんで大丈夫です」

と言った。

今思えば、全部テキトーです。

 

その後、無事入部届けを書いて、入部した。

ドラムの女の子は既に入っていて、練習していた。

私は「この子苦手やなー」と思った。

芯があって、強そうで、ハキハキしてて、「怖い」と思った。

 

彼女は既にみんなから人気者だった。

行動力があるからだと思う。

溶け込むのも早かった。

 

私は、ここで、大きくこのサークル向いていないなと思った。

結構上下関係に厳しい。

時間とかも。

 

飲み会や、ご飯にみんなで行っても、

緊張でほとんど食べれなかった。

 

多分側からみたら、「つまんない子」だったと思う。

とにかく「怖い」ってイメージが強かった。

入ってからベースの先輩とは距離が離れた。

 

それでもなんとなしにサークルには入っていた。

同期の存在が大きかった。

同期とずっと一緒にいた。

同期に支えられていた。

 

「初心者」ベーシストとして、先輩からもらった一曲を、

一音一音場所を教えてもらいながら、練習した。

「すごいね」

みんなそう言ってくれていた。

けど、合奏では失敗を繰り返していた。

 

ベース以外のことでほとんど先輩とはお話しなかった。

連絡もとらなかった。

 

ほとんどの先輩とはそれほど仲良くならなかった。

素が出せなかった。し、近寄らなかった。し、多分オーラもきつかったと思う。

 

だけど、一人の先輩は私に近づいてくれた。

子供のような先輩。

身長は男性のくせして私と同じ。

かわいらしい先輩だった。

 

その先輩はずっと私の側にいてくれた。

楽しかった。

「大好きだ」とよく周りにも言っていた。

 

そして、初めてのライブを迎える。

一曲目だ。一番手だ。

緊張で頭がおかしくなりそうだった。

リハで、大きくミスをした。

話しを聞いていなかった。

サビをやるはずだったのに、最初から演奏してしまった。

ここでまた頭が真っ白になる。

 

そのまま、本番を迎えた。

前半はよかった。

後半、次に進むはずのフレーズを飛ばしてしまった。

そこで演奏は止まる。

 

なんとかしてずっとオクターブ奏法をしていた。

ボーカルの先輩がなんとか再開の合図を出してくれた。

頭が本当に真っ白になった。

こんな感じは、初めてだったと思う。

今まで、失敗はたくさん経験してきた。

エレクトーンの発表会でもやらかした。

でも、最後はうまくまとめたし、それほど傷にはならなかった。

そもそもエレクトーンをやめるつもりだったから。

高校の吹奏楽のコンクールでもやらかしたことがある。

でもそれで引退だったし、会うことはなかったし、

受験であまり考える時間がなかった。

 

今回のこの失敗は、スタート。

スタートダッシュで失敗することが初めてだった。

 

死にたくなった。

本当にこのサークルを辞めた方がいいかもしれないっと思った。

ベースの先輩の顔に泥を塗ったと思った。

恥ずかしくて悔しくて、もうどうすればいいかわからなかった。

 

ドラムの先輩は誇らしげに、ドラムの同期と差がついてるぞっと言ってきた。

ベースの先輩は「あいつは本番に強いんだ」と言っていた。

 

立場がなかった。おとなしく「そうですね」としか言えなかった。

 

それでも時間は過ぎる。

次のイベントが待っている。

 

それは「ソロ発表」

各同期で、ネタと演奏を披露するイベントだ。

 

死にそうな自分に、みんな励ましの声をかけてくれた。

別に励ましの声をかけなくても、笑ってくれた。

すごく救われた。

この同期を一生大切にしたいと思った。

 

うまく立ち直れた。

 

最初は「怖い」と思っていたドラムの同期が、手を差し伸べてくれた。

 

自分の中で、同じ失敗を繰り返さないようにするには

ベースの先輩と仲良くすること。

避けるんじゃなくて、ちゃんと話すことが大事だと思った。

 

でも今までまともに話さなかった分、まずはドラムの同期に

全てを打ち明けた。

 

本当は嫌いなんかじゃない。

仲良くなりたい。

もっと近づきたい。

ベースを教えてもらいたい。

どうして何も言ってこないのか。

どうして入ったら突き放したのか。

一体何を考えているのか。

 

本当に全てを話した。

彼女は真剣に話しを聞いてくれた。

 

そしてそれをベースの先輩に話してくれた。

 

ある飲み会で、珍しく私の隣に来てくれた。

「話は聞いたよ」

ごめん。っと言って、先輩は話しをしてくれた。

嫌われていると思っていた。

だからなんとなく避けていた。

壁を感じていた。

 

お前は俺に顔に泥を塗ったと思っているけど、

俺はそんなこと思っていない。

 

悔しかったか?

 

そういって、ベースの写真を見せてくれた。

 

今までで一番濃い話しをした。

スッキリした。

この人のために次は絶対に成功させて、

あいつの後輩もやっぱあいつに似てすげーな!

って言わせたかった。

 

 

そこから、大きく自分は変わったと思う。

素も出せたと思う。

ベースにも真剣に取り組んだ。

 

スタジオにたくさん入った。

同期と一緒に練習した。

他の先輩とも一緒にスタジオに入る機会を得た。

ごはんにもいった。

 

演奏スタイルも自然に変わった。

気合を入れて合奏に参加した。

負けるわけにはいかない

その一心だった。

 

次のライブを迎えた。

自分の出番待ちの間、

私は、「自分ならできる」「気合」

となんどもつぶやいた。

胸に手を当てた。

 

あまり緊張はしなかった。

みんながいたから。

自然とみんなと目を合わせて演奏した。

 

成功した。

 

「かっこよかった」「すごいなお前」

こんな言葉をたくさん浴びた。

これも人生で初めての経験だった。

 

そのあと、先輩とベースを持って写真を撮った。

すごく大切な一枚。

 

やってきてよかった

あのときの全てが報われた気がした。

 

新しい自分のベースで

新たなスタートを切れた。

 

 

ここからだ

 

そう思った。